重いものを乗せるときの基礎知識 Ⅰ
(1)合力で耐荷重UP(フックの負担軽減)
壁に取り付けたDocodemoフックは、壁に水平に引く力F1(1kg)と壁に垂直に引く力F2(2kg)に耐えることが出来ます。
Docodemoフック2個を使って棚を作り重いものを乗せるにはF1とF2の合力を使うと簡単に強い力を出せると理科で習いました。
その時の最大合力(F)を計算すると・・・
F = √{(F1xF1)+(F2xF2)}
= √{1kgx1kg+2kgx2kg}
= √5kg
= 2.2369kg
1個のDocodemoフックに最大2kg以上の耐荷重が得られますが、2kg以上になるとフックのツメが持ちません。
できるだけ1kg以下にすればツメの負担が小さくなり、長持ちします。
そこで、壁の強度・荷物の重さ・荷物の大きさそれに外観を考慮して角度θを決めてください。
(2)摩擦力利用で耐荷重UP
ケースやトレイなどを使って棚を作るとき、計算通り荷重に耐えたり、そうでない場合が起こります。
それは壁に接するところに摩擦力が働くからで、その力は壁から滑り落ちることから抵抗するのす。
そこで、摩擦力を使って耐荷重をUPさせる方法を3つ紹介します。
●棚になるケースやトレイの壁に接する面積が大きいものを選ぶ。
●壁に接する面に摩擦係数の大きなゴムなどを挟み込み、安定のため両面テープや接着剤で固定し処理する。
●接触面積が小さい時は、とくに、チェーンを掛ける支点を手前にずらし、摩擦力を上げます。
右図参考に・・・
*摩擦力は数値で表せません、棚を作成後、ペットボトルなどの荷重が分かっている物を試しに載せてみて確認するのも良い方法です。
読んでいただき、ありがとうございました!次回の記事もお楽しみに。
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AQマグネット工房
あなたも空間の魔術師に・・・掛ける・吊るすから乗せる・置くへ
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