『ツボ』と同じく『漢方薬』もいい物です。

　漢方薬と西洋薬の違いの１つに西洋薬は、病名を決めて薬を選ぶのに対し、漢方は患者の症状や体質などから薬を決めるという点があります。

また西洋薬は症状をピンポイントに抑えるため、速くて強い効果が現われますが、漢方薬は病気に対する抵抗力を高め、体全体を整えるという働きをするため、効きめはゆっくりでマイルドなものが多くなっています。

　いずれにせよ、「心身の変調や病気を本当に治す」ためには、どんなに強力な西洋薬を使っても、最終的に自分で治そうとする力、つまり「自己治癒力」の助けも欠かせません。

このように、漢方薬と西洋薬には異なった特徴があるため、どちらかだけを重視するのではなく、互いの長所を生かして、個々のケースに応じて上手に使い分けることも大切です。

　西洋薬は速効性があるが副作用に注意が必要です。

漢方薬は遅効性のものが多いが、風邪薬や胃腸薬では速効性もあるが、副作用がとても少ない。

ひとりで西洋薬を１０数種類服用されていて、生活に支障を来たさない方は是非漢方薬をお試し下さい。

また、検査をしても異常がないのに自覚症状があるというような場合（原因が特定できない慢性の病気、体質改善、生活習慣病、成人病など）慢性的な病気や全身的な病気の治療など、複雑・多彩な症状がある場合漢方薬が最適です。

項目	西洋薬	漢方薬
効能副作用薬の決定薬の役目大切な事	速くて強い比較的多い（１００％に近い）病名を決めて薬を選ぶ 3つの病名で２０錠が必要な時も症状をピンポイントに抑えるため自己治癒力は無視	ゆっくりでマイルド少ない（０％に近い）症状や体質で選ぶ３つの病名でも１種類で済む場合も病気に対する抵抗力を高め体全体を整える自己治癒力を重んじる